有線ネットワーク敷設にかかる配線コストや場所の制約等から,ファクトリー・オートメーションやプロセス・オートメーションの分野において,監視・制御用ネットワークの無線化への期待が高まりつつある.特に,ファクトリー・オートメーションでは,数msの周期内に数十台のノードと通信を行う必要があり,周期的通信による時間制約と1ノード当り数百μs内に送受信を完了する高速性が求められる.本研究では,時間制約と高速性を要求する無線制御用ネットワークの実現を目的とし,制御用ネットワークに特化した物理層およびMAC層の研究を包括的に進めている.具体的には,TDD/TDMA OFDM方式におけるプリアンブルのオーバーヘッドを,送信時フェージング/周波数オフセット補償技術を用いて削減する手法について検討を進め,チャネル推定性能,同期性能,利得制御性能の観点からプリアンブル削減手法の有効性を明らかにしている.