無線センサネットワークでは,科学用途や産業用途を目的として高精度なセンシングと低消費電力性を両立させる必要がある.これに向け,無線センサノード用のマルチコアCPU「Mulco」の研究開発を進めている.Mulcoでは,無線通信やセンシングなどの機能ごとに静的に各コアにタスクを割り当てる.このようにタスクを分割することで,各コアの動作周波数を下げることによる低消費電力化を実現するとともに,ハードリアルタイム処理の開発の負担を軽減することができる.Mulcoの実現に向け,TinyOSのソースコードを用いた無線センサネットワークのタスクの解析,割り込みディスパッチャやコア間でのデータ通信を左右するメモリ共有方式の検討,FPGA上でのMulcoの実装,FPGAを具備したセンサノードの実装を行っている.